全然気付かなかったっていうか気付いてなかったっていうか…






悠「俺の心の中に変な言葉いれんなよ」





哲『いやお前口にだしとったやんけ』






悠「………嘘だ」






哲『嘘やないで



信じられんのんならエレベータについとる監視カメラの映像でも見せてもらって来い。』






そうワハハと笑いながら俺の背中をバシバシとたたく。





手加減というものを知らない哲也。






叩かれたとこめちゃくちゃいてぇ…






そう思いながらも哲也に叩かれた背中をさすっていた。






そんなこんなしている間にもエレベータは14階へとついていた。






俺は哲也をおいてスタスタとエレベータからおりていく。






哲『あれ?証拠みにいかんの?』






そう俺の後を小走りでついてくる哲也にいう。






悠「面倒くさい」






そんな話をしながらも自分の部屋の前に立ち鍵をとりだした。






哲也がまだなにか言っているが話を聞かず鍵をあけ中に入っていく。






哲『おい悠也聞いとんのか?』






悠「あぁ聞いてる聞いてる。



監視カメラがなんだって?」






哲『聞いとらんやないか!その話はもうさっき終わったやんけ!




今はさっき悠也が言ってた翔ってどないな奴なんかって話や!』






そう眉をつり上げながらいう哲也。






そんなん翔がどんな奴なんかなんて今日会ったばっかりで喋ってもないのに第一印象でしかどんなもんか言えるかよ…