10分後―…
ご飯を私が食べ終えたので教室に戻ることにした。
花『あ、私ちょっと愛に用事があるから先に帰ってて!』
そう言って食堂の階段をおりた後の三つの分かれ道を私達とは違うほうへと歩いていった。
二人になった私と悠也くんだけどやっぱり沈黙。
そう思ってた時…
悠『里緒?』
話し掛けてきた悠也くん。だけど、まだ私はさっきのことで苛々していたので無視をした。
悠『里緒?無視?』
そう俯く私の顔を覗き込みながらいう。
里『話し掛けないでください。』
私は悠也くんにそう言って早足で歩く。
だけど悠也くんはついてくる。
悠『なに怒ってんの?』
里「別に怒ってない!」
悠『怒ってんじゃん。
なんで?俺なんかした?』
そうしつこく聞いてくる悠也くんにイラッとして私はさっき思っていたことを言った。
里「もう!私にかまうな!さっき花蓮と仲良さそうに話してたんだから、別れた時花蓮の方行けばよかったじゃない!」
そう言った後呆然と立っている悠也くんを置いて私はスタスタと歩き始めた。
悠『なにそれ…。ヤキモチ?』
そう歩く私に向かっていう悠也くん。
その言葉にカァッと顔が熱くなった。
里「ち、違うよ!そんなことない!」
そう言って私は歩き始めた。
絶対にそんなことない!
そう心の中で言いながら歩いていると悠也くんがガバッと後ろから抱き締めてきた。
悠『嘘…。言ってくれなきゃ分かんないから。』
そう言いながら強く私を抱き締めてくる。
里「は、離して!誰かがきたらどうするの!」
そう言いながら悠也くんの胸を強くおすが力が強すぎてなかなか離れない。

