校舎からでた俺と里緒は会話なくただずっと家路を歩き続けていた。
っというか、さっきから里緒から元気がみられない。
校舎をでる前からかな?
悩み事があるのが分かりやすいくらいに沈んでる。
もしかしてさっき手を離したのが原因だったり?
いや、それはないな。
第一俺の片想いだし、里緒が俺を好きになるとかなさそう…。
こいつ誰もが認めるくらいの天然だしな。
そう考えながらも自分のせいなら何とか自分の手で元気づけなければと思い元気づけることを試みる。
悠「里緒?アイスとか食いによらねぇ?」
里『……うん。』
失敗に終わったアイスで元気づけ作戦。
そうとうへこんでんな…。
そう思いながらも次の作戦をと続行。
悠『そんなに落ち込んでるとキスしてこの場で襲っちゃうよ?』
なんて脅し?みたいなこと言ってみた。
が、
里『…うん』
そんな言葉しか返ってこなかった。
ってか『うん』って…。
本当に襲っちゃってもいいわけ?
試しにやってみる?
そう考え俺は上の空の里緒に顔を近付けていく。
それから、そっと俺と里緒の唇が重なった。
本当にしちゃったよ。
さすがの里緒もキスには反応した。
その証拠にキスした時に体がビクッとなった。
反応が本当に純粋。
そんなことを思いながらも硬直したまま動かない里緒に何度も何度も角度をかえてキスをしていく。
里『…ふッ…んッ…ゆ、ゆうにゃくん///』
そう顔を真っ赤にしながら俺の胸を軽く押していう。
っつぅか今悠也くんって言おうとしたんだよな?
ゆうにゃくんになってたし(笑)