次の日―…



学校に行ってみれば
やけに機嫌がいい花蓮の姿。





さっきからずっとニコニコ笑いっぱなしだ。





里「花蓮?そんなに笑ってなにかいいことでもあった?」




花『里緒〜!いいこと聞いたねぇ!』





そう言いながら私を指差す。





そんな行為が少しウザイと思ってしまうのは私が性格悪いだけなんでしょうか?




花『あのね〜!今日から私達の担任産休じゃん!?』





そういえばそんなこと言ってたな…。





里「それで?」





花『新しい担任が来ることになったんだけど、噂で聞いた情報によると、めっちゃカッコいい男の先生らしいのぉ!』





そうキャッキャッとはしゃぐ花蓮。





そんな花蓮を呆れた目で見ながら私はまた悠也くんのことを考えていた。





里「今は担任なんて私にとってはどうでもいい話なんだよ〜。」





そんなこと呟いたと同時に教室のドアが開き教頭先生が入ってきた。





皆それに気付きせっせと自分の席へと着いていく。





皆が席についたのを見て教頭先生は話を始めた。





教『今日からこのクラスの担任の先生が産休に入ることを皆さんご存知でしょう。



その先生の代わりに新しい担任をこのクラスにつけることにしました。




さ、入って。』





教頭は説明を簡単にして新しい担任とやらに向かって手招きをする。





私は担任の先生に興味はなくただ窓の外をずっと見ている。





担任の先生が入って来たらしい。





クラスの女子の黄色い声が教室をとびかう。





花『り、里緒!担任!担任!』





しつこく花蓮が私の肩を揺さぶりながら担任と口走るのでなにかと見てみればそこには昨日会ったばかりの悠也くんがスーツをきてたっていた。