帰り道―…。
悠也くんの希望で私は悠也くんに送られることになったんだけど…。
やっぱり会話はなく沈黙状態。
なんでこうなってしまったんだろう?
そんなことを考えていると、
悠『ねぇ。』
里「は、はぃい!!?」
突然話し掛けてきた悠也くんにビックリして変な返事を返してしまう。
悠『なにその声。そんな驚かなくても…。』
里「と、突然だったし!話し掛けてくるとは思わなかったからビックリしたんですぅ!!!」
悠也くんの言葉に必死に反論をしてみせる。
こんな意味もない反論なんでしてるんだろう…。
悠『まぁどうでもいいけど。』
どうでもいいなら突っ込まないでよ!!!
悠『あんたさぁ、』
里「あんたじゃなくて里緒です!」
悠『…里緒さぁ、どこの学校に行ってんの?』
以外な質問。
その質問にキョトンとしながらも答える。
里「二葉野学園ですけど…」
悠『…あっそ。』
里「あっそって…、」
聞いたのにその返事はないんじゃないの?
そう思いながらもそれ以来会話することなく私の家に着いた。
里「私、家ここですから。送ってくださってありがとうございます。」
悠『あ、うん。じゃぁまた明日ね。』
別れ際悠也くんはそう言って帰っていった。
また明日?
明日なにか約束したっけ?
そう疑問に思いながらも私は悠也くんの後ろ姿が見えなくなるまで見送り家の中へと入っていった。
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