里「ゆ…やくんッ


悠也くんだぁッ
…フッ…ウッ」





悠也くんの背中に泣きながらをまわす私





悠『…里緒


別れるなんて言ってごめんッ』





そう言って私を強い力で抱き締めた。





悠『里緒が好きっ


好き好き』





そう何度も何度も言ってくれる悠也くん





私と別れた時悠也くんもつらい気持ちでいてくれたんだって同じ気持ちだったんだって痛い程に分かった





里「どうして私に別れようなんて言ったりしたの?」





悠也くんを自分からゆっくりと離しいう





悠也くんはその途端悲しそうな表情をみせた





悠『ごめん』





そう言って俯くだけで何も話してくれない





悠『ごめん』



そればかりしか呟かない悠也くんに私は問い掛けてみる





里「なにがゴメンなの?」




悠『…俺、里緒以外とキスした


一方的になんだけど色々されたりもした』





そう悔しそうな表情をしていう悠也くん




私は悠也くんが私よりもっともっと辛かったことを実感した





里「何されてもこれから私がそれを消していく


だから大丈夫だよ。
私はそんなことで悠也くんを嫌いになったりなんか絶対にしないから」





そう言って優しく悠也くんを抱き締めた





悠『…ありがと』




悠也くんはそう呟いて私の肩に顔をうめた





学校の廊下だとかそんなこと全部忘れて私達は甘いキスをかわした