俺はそれに気付き俯く





悠「…なんもない」




俺はそう言って歩きだした




間『はぁ?



そんな顔してなんでもないわけがねぇだろ!』





そう言いながら庄野は俺のあとをついてくる。





悠「…着いて来んなよ!」




そう庄野の方を振り向きながら言った。




振り向き見たものは庄野が目をまるくしビックリしている姿。






悠「なにその顔


変な顔」




間『お前こそ、なに何もないなんて言っておきながら泣いてんだよ』





そう心配そうにしながらいう





それより


悠「泣いてるって


なにッ」




そう言った途端俺の頬に涙がつたった





間『なにがあったんだよ』



悠「だから何もねぇっつってんだろ」





そう言いながらなぜか流れてきた涙をふきとる





男が泣くなんてかっこわりぃ




しかも恋愛ごときで





間『なに我慢してんだよ


泣けばいいだろ
男だってたまには泣いていいんだよ



いつもかっこよくしてなくていいんだ。


かっこわるくて弱いとこがあるのは女だって男だって当たり前なんだよ



俺らはロボットじゃない
人間だから』





そんな庄野らしくない言葉に俺は笑いがこみあげてくると同時に涙もこみあげてきた





悠「なんだよ庄野のくせに」





そう言いながら泣き顔はさすがに見られたくないので俯きながら泣く。





間『さぁ!俺の胸で泣け!


今回は特別お前にかしてやる!

ま、女の子ならいつでも歓迎だけど!』





そう言いながら俺の方へ両手を広げる。





悠「キモチわりぃこと言ってんなよ」





俺はそう言いながらも庄野の方へと歩く





悠「キモイけど貸してもらう


友情として」




そう言いながら俺は庄野の肩に顔をうめた。