俺は最悪な奴だ





守るとかなんとか里緒に言って結局は一番守りたいものを守れなかった






あの女と付き合えば里緒には害はない





里緒は笑って楽しく暮らせる




俺の好きな里緒の笑顔、たやさせず守れると思ってたのに





結局は別れをつげたことで里緒を泣かせて傷つけた





一番よかれと思ってた方法で里緒を傷つけてしまった。





あいつを傷つけてるのは結局俺自身でしかないことに気付いた。





あの女がわざわざ里緒を傷つけなくったって結局は俺が傷つけてるんだ





しかもあの後里緒は走っていったっきり教室へは戻ってこなかったし





そんなことを考えながら傾く夕日に照らされトボトボ家路を歩いていると…






『だーれだ!』





そう言いながら俺の目を両手で隠す。





この声、そしてこんなクソくっだらねぇことする奴はあいつしかいない





俺は不機嫌な顔をしながらも振り向く






悠「うっぜーよ庄野っ」





そう奴とは庄野のこと





こんなガキっぽいことする奴はこいつしかいない





間『チェ、ばれたか』




そう拗ねた顔をして唇をとがらせる庄野を呆れながらみる。





悠「もうすんなよなこんなこと


男にされて嬉しい奴なんかいるかよ」





そうため息をつきながらいう俺を庄野はニヤニヤとしながらみてくる





悠「…なんだよッ


っつかその笑いキモイ」





間『はいはいそうですね!


悠也がだーれだなんてやられるのが嬉しいのは里緒ちゃんだけだもんな!』






そんな庄野の言葉に反応する





間『って、あれ?


悠也?ゆーやー?
どうかした?』



いつのまにかボーッとしていた俺の顔の前で心配そうにしながら手をふる庄野。