こんにちは!
美山里緒です。




昨日から晴れて
高校生!





新しい友達も
早くもできて充実した
毎日がおくれそう。





そう思っていた
ある日のことだった―…。



『ねぇねぇ!ウチ明日合コン行くんだけど、メンバー足りないんだぁ!』





そんな話しを私に持ちかけてきたのは、高校に入ってから初めて出来た友達。





見た目ケバいけど優しいし私にもよくしてくれる子。




山村花蓮(ヤマムラカレン)
中学の頃から合コンに
憧れていたという
元気はつらつとした子だ。




里「いきなりどうしたの〜?」





本当いきなりの事だったのでビックリする気持ちがありながらも冗談っぽく聞き返す私。





花『急にじゃなくて2日前から決まってたことなの!

私1週間くらい前に街に一人で行った時にナンパされてさぁ!



その男、最初はすっごく私も嫌で警戒してたんだけど、色々その時にやりとりしてたらいい人だって分かって、アド交換したの!』





そうたんたんとした口調で話しを進める花蓮。




私は呆気にとられながらも黙って聞くしかない状態。




花『そんで、その男は21なんだけど、そいつの友達が女子高生!



つまり私達みたいなのと
合コンしたいっていうの!話し、ここまで分かる?』




里「は、はぁ…、分かりますともですが。」




花『なによその曖昧な返事!まぁ、いいわ!』





いいんかい!





花『そんで、私も彼氏がまぁ年頃だし?



欲しいんだよ!
だから合コンの話をOKしたわけ!



それで、4人ずつ集めることになったんだけど、どぉ〜してもメンバー後一人が集まらないのよ!』





そう拳をギュッと握りしめ悔しそうに話す花蓮。





里「それで、その合コンに私が参加しろと?」





花『そゆこと!里緒は物分かりいいねぇ!



だから、友達からの一生のお願い!合コンに参加して?』