俺は彼女の名前を聞いたことがない

 意外にも中央広場から出入口までの距離が長く、二人とも息が上がっている。



「また来ようね、蓮君」


彼女は相変わらずの笑顔で言う。



思い出として、二人で遊園地をバックに写真を撮った。