その、何かがわかるのはもう少し先の話
キィー…と音を立てながら開いたドアの先には、あの女が立っていた
忘れもしない。
こいつの顔だけは…
「あら、久しぶりね柚李」
「………」
こいつに名前を呼ばれたくない。
「まぁ…中に入りなさい」
「………」
私はずっと返事をしないで無言で通された部屋に入った
そこは、元私の部屋
中はあの時とは違く、女の子っぽい部屋になっていた
私は基本モノトーン系が好きがから…
こんな、ピンクとかフリルとか好きじゃない
はぁ…
こんなところで過ごすって思うとついつい、ため息が出てしまう
それにしても…
この家にあの女とあの男だけが住んでいるとは到底思えない
子供でもいるのだろうか…
「柚李ちょっといいかしら」
扉の向こうから声が聞こえた
その声は有無を言わせないような声だった
だから「はい」と小さく返事を返してドアを開けた
「ついてきなさい」
女はそういうとリビングに向かって歩きだしたーーーーー


