龍なる羽 弐【完】



「…い、…ろ……ぉ、ぃ…きろ…」



「………ん…」



「おい、起きろ……」


「………ここ、どこ?」



「忘れたのか?我が家だろう」



「……っ!!!!」


まだ寝起きで覚醒していなかった脳が今、覚醒した


そう、だ…


私帰ってきたんだ



“あの家”に…




「早く降りろ。あと、その涙さっさと拭け」



「え…」




な、みだ?




そこで、初めて自分の頬が濡れていることに気づいた

その涙はもう止まっていたけど、自然に流れてきたって事は分かった



……決心した筈なのにな




みんなを守るって



それなのに、逃げ出したいって思う自分がいる




あの頃のように弱い私じゃないってずっと思ってた。




けど、まだまだ弱い




どうしたら強くなれる?




喧嘩じゃなくて、心の強さを教えてほしい