龍なる羽 弐【完】





ピッ…


電話を切った瞬間、


「柚!!どういうことだ!?」



直が慌てて聞いてきた



だけど、私は答えることができなかった



「柚李…?どうした?」



心配そうに顔を覗きこまれても動くことができない




さっきあいつから言われたのは





『俺はおまえのいる龍蝶と赤羽を潰すつもりだよ

言い考えだろ?


でも…どうしても潰してほしくないのなら条件がある



……………戻ってこい。


期限は5日。

その間もどんどん潰していく

決めたらこの番号に連絡しろ』




そう最後に言って会話は終わった




……わかってる。



私に拒否権なんて最初からないこと





明日、返事を出そう




これ以上、みんなに迷惑をかけられないから…






「へ?あ、ごめんごめん


ねぇ、直」



「なに?」



「私、ハッキングしたいから今日は帰ってくんない?」



「…わかった」



何か言いたそうな顔をしてたけど、気づかないふりをした。





とにかく今は一人になりたかったから…





ごめん、直




みんな…