「そうですけど…」
『……父親に対してその態度はないんじゃないのか?』
「あんたを父親なんて思ったことなんか一度もない」
『ふっ…いつまでそんなに余裕ぶってられるかな?』
あいつはそう言ってくくっと笑った
途端、体が震えだした
そして…疑問が浮かんだ
どうして私の携帯に電話をしてきたのか
口調が楽しむようだった
それに、最後に言った言葉が気になる
『…おまえは頭のいいやつだ
わかるだろう…?』
「………!ま、さか…」
『やっと、わかったのか』
バラバラになっていたパズルのピースが今全部はまった
「あんたがやったんだね」
私がそう言うと直が目を見開いてこっちをすごい形相で見てきた
『あー、そうだよ。俺が指示を出した
言っておくが、こっちは組だ
おまえらみたいな、ガキに負けるはずがない』
組…
ガキ…
「……ふざけんな。
何が組だ。ガキだ
私からしたらあんたの方がよっぽとガキだ
あいつとよく結婚できたなー
義理の姉弟なのに…
まぁ、いい。今後一切私たちに関わるな」
『……言いたいことはそれだけか?
何でそのことを知っているのかは知らんが……後悔するぞ』
「は?」
次に言われた言葉にわたしは頭が真っ白になった


