龍なる羽 弐【完】



「桐は倉庫に行く途中に襲われたんだよ」

「そっか…」


「で、優志から俺の携帯に連絡があって病院に駆けつけたんだ」


「うん」


「それで…桐に誰にやられたか聞いたんだよ」


「そしたら、赤羽って言ったんだね」



「あぁ、そう言うこと」



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『おい!!桐大丈夫か!?』


『あ、直さん!!すいません…俺』


『だぁー!おまえは何も悪くねぇんだから謝るな!!!』



『あ、はい…』



『そうだ…おまえそれ、誰にやられたんだ?』



『………赤羽、だと思います』



『!!?』


『たぶん…そうだと…』




『誰かわかるか?』




『……あ!!確か“涙さんが戻ってこいって”、“まじかよー、涙さんキレるとやべぇから早く行くか”

って言う声が聞こえたんです』


『涙!?嘘だろ…』



『いや、確かにそう聞こえました』



『そ、うか…柚に連絡してくるな

お大事に』



『はい!ありがとうございます!!』



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