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「ありがとう。送ってくれて」


「どーいたしまして


…じゃあ、な」


「あ、うん…」



何か寂しいな…



でも椎也にはそんなこと思っていたのバレバレだったみたいで


「…わっ!」



ぎゅーってしてもらいました


へへ…


椎也にぎゅーしてもらうの好きなんだ!!



だから嬉しくてニコって笑ってから、椎也のネクタイを引っ張ってーー




チュッてキスをした



顔を見ると、もう真っ赤。



それがおもしろくて笑ったらぐしゃぐしゃと頭を撫でられ、耳元で囁かれた



それを聞いた私はかぁーと顔が赤くなった



「…なっ////」


口を金魚みたいにパクパクさせてると、


ふっと鼻で笑われて、じゃあなと言って奴は帰っていた





残された私はいまだに動けずにいた







椎也に言われた言葉は




『柚ちゃん、今度楽しみにしてろよ?

たっぷり可愛がってやるから』


と甘く囁かれたのだった。