龍なる羽 弐【完】



それから、15分後に柚李は起きた


「う………んっ………」



「柚李!?」


「ん…ねぇ?」


「うん!!そうだよ!!大丈夫?」


「んぅ…うん、」


起きた柚李は呂律が回っていなくて可愛かった////


……じゃなくて、



もう、大丈夫なのかな…




少し柚李に話したいことがあるんだよなぁ…



いつ、言おうか



その時


「じゃあ、柚李も起きたし俺らは帰ろ!!椎也ちゃんと送るんだぞ」


「あ、あぁ」


直…サンキューな




みんなが出て行くと2人の間に沈黙が流れた



先生もどっか行ったし



「「あ、あのさ」」


あ…


「柚李どうぞ」



「いや、椎から言って?」



「分かった…


俺が言いたい事は…」



「うん、何?」



「おまえは何を隠してる。


全部俺に言え」




そう言った瞬間柚李は顔をしかめた




「……やっぱ言わなくていいや

悪かったな

帰るぞ」


柚に隠し事されんの嫌だけど、無理に聞かない方がいいよな…




俺、間違ってたよな。




はぁ…とため息をつきそうになった時、



クイってシャツを引っ張られた



うん、引っ張ったのは柚なんだけど、顔がな…



可愛すぎんだよ!!!



だぁー!!!!


今にも泣きそうだし。



頭をくしゃくしゃって撫でるとふにゃって笑った





ダメだ。///




俺、柚李に完っ壁ハマりましたわ