椎也side
俺…、どうすればいいんだ?
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『椎くん早く!!』
『ちょ…蒼さんそんな早く行けませんって!!』
『…うぅ、でも柚が…』
『あー、大丈夫ですよ!こいつなら』
『……そうね』
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で…、保健室についたのはいいんだ。
けど…教員がいない!!
蒼さんには大丈夫って言った俺だけど、実際は自分にそう言い聞かせている感じだ。
蒼さんは探してくるって言って保健室を出て行った
だから今2人きり
柚李は何かに怯えているのかガタガタと震えていて俺のシャツをギュッと握りしめていた
呼吸をするのも辛そうな程だった
ひとまずベッドに寝かせようー。
だが…、お姫様だっこしていた腕を離し、ベッドに寝かせようとしたら…。
これまた、離れません
ずっと、シャツを握りしめてる


