龍なる羽 弐【完】



ガラ


教室を開けて一歩足を踏み入れたと同時に

「きゃー!!!」


またもや黄色い悲鳴。


あ、柚李いた。


女たちの声がうるさいらしく、顔をしかめていた



蒼はもう呆れたって顔



俺はそんな中蒼の隣に行った


「自己紹介して」


と言われたので


「……斉藤、嵐で、す」


そう言うとクラス全員が目を見開いた


そして、「え!?斉藤?!」と柚、俺、蒼の順に見ては考え見ては…って感じだった



もう、変装解いていいかな


因みに今の俺の顔は大知の顔


だから、椎也と赤羽のやつらがすっげぇびっくりしてる



俺は大きく深呼吸をしてから髪に手をかけた



バサっとウィッグが落ち、地毛の黒髪に緑メッシュがあらわれた



最後にメガネをとって俯いていた顔を上げた



するとクラス全員、見開いていた目をさらに目が見開いた。


ちょっと…いや、かなり怖い。



「さ、斉藤さんと同じ顔」


「「双子だから」」


柚と同時に答えた


それも冷静に



それがもっとクラス全員を驚かせたみたいだ




蒼を見ると、笑いをこらえているのが下を向いていた



けど、肩が震えてるし口を手でおさえてるから…



こりゃ、完っ璧に笑ってんな


コノヤロー、ムカつくな…