はぁ…
ため息をつかれました。
つきたいのはこっちだっての!!
「ちゃんと説明しなきゃなんねぇのかよ…」
そんな事言われても、ねぇ…?
「お願いしまーす」
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「ひとつずつ順を追って説明します」
コクンと頷いた
「ひとつ、柚は来年縁をきると約束しているな?」
「うん」
「けどな、斉藤家の血筋が通ってるのは俺ら」
「あー、そだね」
「だからあいつらに決める権利はないってわけ」
「フムフム」
「ふたつ、今あいつらこの町にいるけど逃げるか?
それともこのままでいるか?」
うぅーん…
「……此処に残るよ」
「大丈夫か?」
「うん!だってなんかあっても嵐が守ってくれるんでしょ?
あと、みんなもいるし…椎也がいるから」
「あはは、あいつ愛されてんなぁ?」
「もう、うっさい//////」
「くく…みっつ、俺と双子だって事学校の日言っていいか?」
「へ?……あぁ、どーぞ」
「じゃあそうさせていただきます。
つまり、一緒に暮らすことになると思うけどいい?」
「はぁ?!何それ!!
……あ、そっか蒼ねぇにをばれるし、いいよ」
「ありがとな!」
「いーえ!じゃ、明日ね」
「おー、じゃあな
明日変装なしで行くんで」
「了解っす」
私は帰り道「明日か…」
といつの間にか現れていた夕日につぶやいた
黒い影が私たちにゆっくりと…ゆっくり近づいてきているとは、誰も知らなかった


