柚李side


「………んっ…」


ふわあぁ


「よく、寝たぁ…」


久しぶりかも…


こんな寝たの


だって10時間だよ!?


11時に寝て……



…!!!


やばいっ


遅刻!!!


急いでリビングに行くと、そこには優雅に紅茶を飲んでいる我が姉がいた


え…


「何でいんの?」



「何でって…久しぶりの休みくらいゆっくりさせてよ…」


休み!?


「今日学校ないの?!」


「はぁ?あんた聞いてなかったの?

昨日、明日は休みって言ったでしょ!」


「そんなん言ってたの?

まぁ、いいや。寝てくる」


私はそう言って部屋に戻って寝ようと思ってリビングを出ようとした時


「待って」


呼び止められた。



「なに」



「あんた、なんか私に隠し事してない?」

ギクー!!!


「…………ないよ」


「何その間」


「別に、じゃあ」


これ以上ごまかしきれないと思い自分の部屋に逃げた。