みんなもそう思ってるみたいだった


修学旅行終わったらしっかりと聞くぞ。



「ごはんー!!」


…やっぱり食い意地はってる


「どこいく?」


「サンドイッチ食べたい!!」


「じゃあ、いこっか」


「うん♪」


ガチャ


玄関のドアを開けると知らない男がいた


「「あ」」


柚李と男が同時に声を発した


知り合いか…?


「あー、初めまして

俺ここの部屋を借りてた者です…」


「名前は?」


「中野藍斗(なかのあいと)って言います
みなさんは龍蝶の方々ですよね?」


「……!」


「人違いだわ」


「えー、絶対そうだと思ったのになぁ…」

「おまえ何者だ」


「俺?俺はただの情報屋ですよ

…安心してください。あなたたちが龍蝶のやつらってことは誰にも言わないんで」


情報屋…



なんかこいつなら信じられる気がする



「絶対に言うなよ

もし、おまえが誰かに言ったらそん時は命はないと思え」


「はは、分かってますよ」



「……話終わったの?

藍斗も一緒にご飯食べにいく?」


!?


あの柚李が男を呼び捨てした?!


「なによ

……なんか、藍斗は平気な気がするから大丈夫よ」


「そ、そうか…」


中野藍斗…。



変なやつだ