龍なる羽 弐【完】



バーバ達が帰ると警察が来た


「娘さんに事件の事を聞きたいのですが…」


「ですから病院でも言いましたよね?


娘には事件の時の記憶がない

と」

父さんはそう言って帰ってくれと言った

「え、えぇ…


ですが、犯人を捕まえるためには情報がないと駄目なんです

なので何か小さな事でもいいんです」


警察もまけなかった


そこで「おじちゃん、ホントに捕まえる気あんの?」


俺が聞いた


そうすると


「あたりまえだろ?

坊や、何でそう思ったんだい?」


「だって、おじちゃんなんか様子が変だもん。何かあるんでしょ?
……違う?」


「そ、んなのないよ」


「榊(さかき)さん、嘘つかなくていいですよ…


奥さんが倒れたんでしょ?

病院に行ってください」



新米刑事?みたいな感じの人が突然言った


その言葉を聞いた榊は


「なっ…分かった

ありがとうな」


そう言われて刑事さんは優しく笑った。

その時、父さんが「行ってください

奥さん、よくなるといいですね」


と言った



榊は「ありがとうございます」と言って去った