「…………ハッ」
聖はいきなり鼻で笑った。
ちょっと、イラッ…
俺短期なんだよなー
「何」
「さすが…斉藤財閥のお嬢様だな」
先ほどと違い若干声が低い
「あら、それはどうも」
嫌味ったらしく言ってきたから、俺も嫌味ったらしく言った
そうしたら、ピクッと聖の眉が動いた
「………それじゃあ、学校で」
聖はそう言って運転手に「出せ」と言いこの場を去って行った
「また、な…」
俺は誰にも聞こえない声で静かに呟いた
きっと、その顔は妖しい光を放っているだろう
何故なら……
嵐の頭の中だけで企んでいる事があるからだ
その事をまだ誰も知らない


