龍なる羽 弐【完】



「…………ハッ」


聖はいきなり鼻で笑った。



ちょっと、イラッ…



俺短期なんだよなー



「何」




「さすが…斉藤財閥のお嬢様だな」




先ほどと違い若干声が低い




「あら、それはどうも」




嫌味ったらしく言ってきたから、俺も嫌味ったらしく言った




そうしたら、ピクッと聖の眉が動いた





「………それじゃあ、学校で」




聖はそう言って運転手に「出せ」と言いこの場を去って行った





「また、な…」



俺は誰にも聞こえない声で静かに呟いた




きっと、その顔は妖しい光を放っているだろう



何故なら……


嵐の頭の中だけで企んでいる事があるからだ


その事をまだ誰も知らない