「うーん」


「総長、飯出来ましたけど…」


「……あ、うん、ありがとう。今行く」




さっきからずっと、聖ってやつの事が気になる






何者なのかも分かんないし、性別も分からない。




だって、情報がない…!!!



「…………あぁ!!!」


「うわっ!!?…いきなり大声出さないでくださいよ~」


「ん、ごめん!!先にご飯食べてて!!」



そうだよ!!情報といえば嵐!!!



あいつが情報屋って事すっかり忘れてた!!

プルルル…プルルル…



『はい』


「あ、嵐?」


『おー』



「調べてほしいやついるんだけど!!」


『……………聖ってやつの事か?』


「え?」


何で、嵐が知ってんの?


『今日、学校に“真田聖”って奴が転入してきたんだよ。
それで、そいつなんか危なくてな……』



「真田、聖……」


『そいつ、俺見てニヤって笑ったんだぜ?絶対なんかあるだろ!!
しかも、爽やか系男子演じてるっぽいし』

「………まぁ、確かになんかあるだろうね…
気をつけてね?
あと、そいつハッキングしても何も出てこなかったんだよね…」


『……。柚李がハッキングしてもでないってのは余程の奴なんだろーな』

「うん」

『分かった。俺も調べてみる』

「ありがとう。じゃあね」

『おう』


これで…何か分かったらいいな