【完】*運命論*






その後はいつも通り、美由と笑いながら帰った。

交差点で美由と別れ、あたしは帰り道をゆっくり歩く。

向かい側の道には、ティラミス。



……今頃、梶さんは働いてるのかな。



しばらくティラミスを見て、帰ろうと思い再び足を動かしたのと同時に、声が聞こえた。



「なおー!!」



この声……あたし、知ってる。

声がした方を見れば、ティラミスの前で、箕原さんが梶さんに抱きついているシーンが、目に入った。


「……ッ」


泣くな、泣くな。

わかってた、ことじゃん。




あの優しい目だって、



わかってた……ことじゃん。