好きな人に、名前を呼ばれたい。


ガキみたいなことかもしれない。

だけど……

ガキでもいいから、

呼ばれたいの。



「……ごめん。
俺は、特別な奴しか呼ばないって決めてるんだ」



さらに、



涙が溢れ出した。