そう思うと、胸が苦しくなる。

あたしは、布団の中へと潜り込む。



すると、インターホンが鳴った。


あたしはゆっくりと起き上がって、玄関のドアを開けた。


「……みゆ」

「よっ」



ドアを開ければそこには、制服姿の美由が立っていた。

「あがるねー」と言って、勝手に家に入っていく。


「ちょっ、学校は?!」

「サボり」

「さぼりって……」


そんな簡単に……。