時間はあっという間に過ぎて、放課後。 あたしはチャイムと同時に教室を飛び出した。 急いでローファーに履き替えて、ダッシュ。 しばらく走って、あたしはゆっくり歩く。 ここまでくれば、大丈夫でしょ。 鼻歌を歌いながら、軽くスキップをしてティラミスへと向かう。 ティラミスに着けば、ちょうど梶さんが裏口からでてきた。 「梶さんっ!」 あたしがそう呼ぶと、こっちを見て優しく笑った。 「おっす、にぃ!」 そうニッと笑う梶さん。 その笑顔が、 あたしは好き。