「なに笑ってんだよ〜」

「べっつにー! ほら、200円ずつだそ?」

「バァカ。こういうのは、男に任せときなさい」


そう言って、梶さんは400円を機械に入れた。


「え、払うよ!」

「いいって。ほら、撮るぞー」

「ぁ、ちょっ」


あたしは、とっさにピースサイン。


《さん、にー、いち、カシャッ》


全部撮り終わったあとは、落書きコーナーで落書き。


「なんかこれ……見て書くの恥ずかしくね?」


なんて、梶さんがほんとうに恥ずかしそうにしてて。

そんな梶さんが可愛くて、あたしは思わず吹き出した。