【完】*運命論*






誕生会当日になって、奈南が連れてきたのは、にぃ。

篠が軽く聞いた、質問。

にぃの誕生日。


菜摘と、同じ。


俺も奈南も、さすがに動揺した。

誕生日も一緒、か……。

ほんと、どこまでも、そっくりだよ。



菜摘の誕生日ケーキについたろうそくを消そうとするにぃ。

『なお!』

菜摘が、消せなかったろうそく……。


にぃは、なかなかろうそくを消せなくて。

見ると、悲しそうな表情をして、一人で帰ってしまった。


……俺が、あんな顔させたんだよな。