アメリカ行きを断固拒否して、この場所に居続けた理由。 『なお!』 菜摘……。 菜摘の隣が、心地よくて。 俺は夢中だった。 だから、二年前のあのときは……あんな風に家を出て。 でも、今、思う。 間違いだって。 俺は、逃げてただけだって。 向き合うしかない。 でも、バカで不器用な俺は、わざわざ会いにいくなんて、できない。 ほんと自分でもバカだと思う。