【完】*運命論*







一段落して、俺はにぃにメールをうった。

……ごめんな、にぃ。



【今度、俺ん家にこない?】



「奈南、頼みがあんだ」

「なぁに?」

「この関係を、終わりにして欲しい」

「……は?」

「そんで、俺の彼女になってください」

「……なに、いきなり」

「大事にしたい女の子ができた」

「へぇ、それで? なんであたしが彼女?」

「その女の子に、俺を好きになってもらわないため」

「……意味不明」

「菜摘へのキモチは消えねーんだ。

だから、半端なことしたくない」

「ふぅん……バカな奴」

「え?」

「いいけど、後悔しない?」


俺はコクンと頷いた。

奈南は「バカ」と呟いて、寝室を出て行った。