【完】*運命論*







遊園地の定番、観覧車に乗れば、緊張感でいっぱいだった。

『わぁ、キレー……』と目を輝かせてるにぃ。

自分の顔が、熱くなるのがわかる。


目を輝かせて、『ねぇ、知ってる?』と聞かれ、俺は焦ったけど、何が言いたいのかはすぐにわかった。まぁ……高校生の考えることっていうか。


”頂点でキスをしたら永遠にその恋が叶う”


にぃは、そんな恋をずっと憧れてたと言った。


永遠に、か……。

その永遠を約束して、守れなくなったとき……


残されたやつが、どんだけ虚しいか。



俺は……そんな恋はできない。

やり直せないから……もう、遅いんだ。




『生きてる間に、恋なんて何度もできるじゃんっ!』




『そのうち、一回くらい、素敵な恋ができるって、思わない?』





なぁ、にぃ……お前の言葉に、どれだけ俺の心が救われたか……


お前、知らねーだろ??