【完】*運命論*






まぁ、ジェットコースターに乗れないくせに、嘘をつくところは、まだ子供だよな。

ほんと……素直じゃないとこも、菜摘にそっくりで。



”大学生と高校生で違うのは、恋愛も?”

そう聞かれたとき、脳裏に、菜摘の笑顔が過った。



頬を少し赤くして聞くにぃ。

その時、にぃのキモチを、悟ったよ。

でも……




『ふーん。約束、ね……。じゃあ、お姉ちゃんとの約束は?』




俺はグッと、言葉を飲み込んだ。


たった一言。


『同じだよ、年齢なんて関係ない』


そんな簡単な言葉を。

……また、逃げたんだ俺は。

だから俺は、不安そうな顔をするにぃに、



『ごめん』




としか言えなかった。