にぃを背中に乗せて、自分の部屋のベッドへと寝かせた。
「……無防備な寝顔しやがって」
背中をにギュッとしがみつくなんて……俺以外の男にしてたら、どうなってるか知らねーぞ。
まぁ、他の男なんかに触れさせねーけど。
……こいつに、出会ったとき、正直言って菜摘と出会ったときと同じ感覚だった。
いや……
菜摘に似てるな、って最初に思ったんだ。
『アイスココア、一つください』
声を聞いた瞬間、胸が騒ぐのが自分でもわかった。
少し顔をあげたら、
菜摘とそっくりな、笑顔。
完璧に一目惚れだった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…