【完】*運命論*






は、初めて飲んだ……。

な、な、なんか……



クラクラしてきたし……。




「に、にぃ? だい、じょうぶか?」

「ん、ん〜」

「じゃなさそうだな。ぁーおかしくなる前に、寝ろ」

「ん〜ん〜」

なんか、上手く言葉が喋れない。

意識も朦朧としてきたし……。



そっと、優しく体が動かされる。

あたし今、どこにいる?


座っては……ないな。


温かい……大きくて、すごい広い。



ぁ……梶さんの、背中だ。




梶さん……この寂しそうだった背中。


もう、大丈夫だよね。



あたしは、ギュッと梶さんの背中にしがみついた。


「勘弁してよ……」


なんて、声が聞こえたのは……気のせいかな。