明日は……梶さんが、アメリカへと行く日。

梶さんは、どうするんだろう。

そんなことを考えていると、ケータイが鳴った。


電話……?


「はい、もしもし」

『ぁ、唯ちゃん? あたし、奈南だけど』

「み、箕原さんっ?!」

『今来れる? ちょっとしたパーティーしててね。唯ちゃんもこない?』

「ぱ、パーティー?」

『そ。明日のね』


──ドキンッ



もしかしたら……今日が、最後。



「……行きます」




あなたに、会いたい。