夏休みはあっという間にすぎて、
もう自分の誕生日。
夜0時にはクラスの子からおめでとうメールがきたり。
夕方になってあたしは参考書をかうために本屋へと向かった。
「えーっと……」
数学は、と……。
指で本を追っていると、「あれ?」と後ろから声がした。
見ると、そこには箕原さんが立っていた。
横には箕原さんと同い年ぐらいの女の人。
「奈南、だれ〜?」
「……まぁ、知り合い」
「ふぅん。可愛いー」
「え、えと……」
「あんた、なおと会ってないんだって?」
「え、はい……」
「おいで。ちょうど人数一人減ったところなんだ」
「は、はぃ?」
わけがわからないまま、あたしは箕原さんについて行った。

