【完】*運命論*






カチンときたあたしは、悠くんの頬をひっぱたいた。

周りの人は「うわっ」「マジ?」なんて言っている。

でも……そんなの、あたしの耳には届かなくて。


「なんで……ッ、まだ、美由が好きなんじゃないのっ?!?!」

「〜ッ、あぁ、好きだよっ!!!
どうしようもねーくらい、好きだよっ!!!
でも、


届かねーんだから、諦めるしかねーだろーがっ!!!!」



悠くんの言葉にあたしはさらにカチンときて、思わず、悠くんをファミレスの床に倒してその上に股がる。そして、胸蔵を掴んだ。


「そんなんだから、美由に逃げられるんだよッ!!!
悠くんがそんなんじゃ、美由が離れるのも当たり前……ッ。
結局、悠くん何も見えてないじゃんっ!!
見ようともしてない!!

ただ逃げてるだけなんだよっ!!!」



届かない想いから、逃げてるだけ。

悠くん……間違えちゃだめ。

届かなくても、





想い続けるのは許されるんだよ??


それは……とても、辛いけど。