「きゃっ」 「っ」 よそ見をしていたせいでぶつかってしまった 「ごめんなさいっ あたし、全然前見てなくて……」 「………」 あれ……返事返ってこない 恐る恐る顔をあげると、そこには眼鏡をかけた背の高い男の人だった 目付き鋭い……怒ってるかな~、これ…… 「宏樹ー、1年ナンパか?」 ―――――え? 「んなわけねえだろ」 低いけどよく通る声 だけどさっきの目付きといい、どこか素っ気ない返事だった でも―――――― 「ひろくん!!」