「わぁ‥。」 みどりは口を手で押さえながら、感動したような表情で花火を見上げていた。 「みどり、オレお前が好きだ。転校してきた時から、みどりに惹かれたと思う‥。それでみどりの笑顔を見ていく内に好きになってた。みどりの事、守りたいって思う。だから付き合ってくれ。」 人生初の告白で緊張してたはずなのに、自然に口が喋っていた。 返事がダメでも、オレは自分の気持ちを伝えた‥ だから悔いはない。 オレはダメなら和也を応援する。 卑怯かもしれないが決めたんだ。