一瞬にして、私の神経が触れた手に集中した。


…本当にヤバイ!!!


ただ触れただけなのに、少し嬉しくて…ドキドキが止まらなかった。


私は、そんな事を隠しながら平然と受け取り店をでた。



「もう…何を考えてる!!相手は年下だよ…それに彼女だっているハズ……」


と私の独り言は止められなかった。


今思えば…浩介くんが気になりだしてから、私の独り言が増えたような気がした。



けど…私の独り言はつねに、マイナス思考な独り言。



夢にまで見ちゃうくらい彼が好きなのに、ポジティブになんてなれなかった。



それは、私が臆病で自信が無いからだ。