――――え?
極道?
ヤクザ?
YA KU ZA!!!!
「アンタみたいな…なよっこいのがヤクザ?」
「お前が突っ込むのはソコなのか。」
「いやだってさ、ヤクザってもっとこう……熊みたいな、すっごくでっかい大男がアゴヒゲもさもさでさー。」
「……父親はそんな感じだな。」
恭介の言葉に、私はすっかり感心した。
「凄い!!…けど恭介ってさ、身長高いけどゴツく無いじゃん?髭も無いし、迫力のあるただのイケメン。」
「まぁな。…………つか、さ。」
恭介は不意に時計を指差した。
「……………時間、平気か?」
「あ。」
8時42分!?
ち、遅刻…!!!
「遅刻だァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!」
私は食パンをくわえたまま、リビングを飛び出した。
