「真理亜…お前って奴は…。」

叶多君は私を呆れたように眺めて、やがて小さく……本当に小さく笑った。

「好きにしろ、馬鹿。」

「叶多君………っ!!」




叶多君は部屋を出ていって、私は恭介と向かい合った。

「…………で、ペット……で良い?」

「…………まだ俺は此処に居させろなんて一言も言って無いけどな。」

あ。

私の早とちり?

迷惑だったかな、と恭介の顔色を伺うも、恭介は不敵そうに笑うだけだった。

「………な、なんかごめん。」

「いいや?」

恭介は笑って、私を見た。





「で、俺は何したら良い?ご主人さま。」







浦戸家に、家族が一人増えました。

図体のやたらでかい、毛並みの良い♂の人間。



私のペットです。