ぷらっちなむ・パーフェクト

「梅男、0点ー」

満里のダメ出しに富田が点数を付けると、他の面々も好き勝手言い始める。

「女心がわかってない」

「脳みそまで筋肉」

「筋肉生命体。。。ぐっ」

梅男が富田の背中に跨り、キャメル・クラッチを極める。富田の体が名古屋城の鯱のように美しく反る。

紺がレフェリーとなり二人の脇に滑り込むと、富田の顔を覗き込む。富田は目を白黒させながらも、首を細かく横に振る。

二人の間では、

「ギブ?ギブ?」「まだまだ、まだまだ」

というプロレスさながらのやり取りが行われている。

梅男は大げな動きでキャメル・クラッチに力をこめる。部屋はいつもの如く動物園のような騒々しさとなる。