それは突然のことだった。
突然すぎて
何が起きているのか
分からない

現実?夢?

時は一瞬にして
凍りついた

静寂。

その静けさに隠された
冷酷な運命

恐怖をも通りすぎ
残った感情は
無に近い

無だ
何もかも
無くなってしまった


虚無。


儚く哀れで
残酷


事実は
たった1つだけ

その事実は
何故生まれた?

悲しくて
虚しくて

切ない事実が

僕の目の前に
漂っていた