「じゃぁお会計済ませますか!」
「だね!」

私たちはお会計を済ませて部屋に戻った。
そのあと、優利も戻ってきて荷物整理をし、ご飯を食べ、お風呂に入った。
そしてとうとう最後の夜…。

「さぁ…楼栗…話してもらいましょうか!」
「はやくはやく!」
「えー!そんなに聞きたいの?」
「うん!聞きたい!今後の参考に!」
「じゃぁ…私はちえりと同じで最後まで…///」
「まじ!?じゃぁこの中で私だけ?まだなのぉ!?」

そんなに驚かなくても…
そういうのって早くした方がいいってわけじゃないんだし…。

「まぁ…そうなるね…」
「でも!焦らなくてもいいんじゃないかな?タイミングっていうやつもあるんだし!」

優利は顔をあげて

「そうだよね!で、シチュエーションは?」

切り替え早いな…。言わなきゃダメみたいだな…。

「まぁ…ちえりと似てるんだけど…叶矢がいなかったから寝室まで見に行ったら…寝ててね?寒いだろうと思ってお布団をかけようとしたら…腕をつかまれて、ベッドにう馬乗り状態…」
「まじ!?だ、大胆だね…//」
「うん…それでね…首にキスされて、それでいいかって聞いてきて私も叶矢のこと大好きだから…OKを…ね」
「そーなんだ…わたしはまだいいかなって思っちゃった…」
「え?何で?」

ちえりは気になったのか優利に問いかけた。

「だって…やっぱり…今はまだ学生だし…それに…いつか結婚したらヤればいいかなって…」

さすが優利…考え方が大人だなぁ…でも優利が考えたことなら…大丈夫だよね…きっと。
でも…私たちの話を聞いて引いちゃったのかな…。
なんかショックかも…。

「とにかく!私たちはこれからもお互いの彼氏を支えあっていこうね!そうだ!この中で先に結婚する人が誰か予想しない?」
「いいね!面白いかも!私は楼栗だと思うなぁ!」

えっ私ぃ!?
何でよ…?

「えー何で?」
「だって強引な彼氏っぽいし!」
「確かに!私も実は楼栗!」
「もう!ちえりまで!」
「私たちの予想は楼栗だからね!」
「でも私はちえりだと思うけど?」
「何でよ!!」
「涙梨の方が叶矢より絶対強引だし、私たち以上にラブラブじゃん!!」
「ほーぅ!ま、それはわかんないよね!」
「私の予想は当たると思うけど!」