「楽しみだなぁ楼栗のウエディング姿!」
「ふにゃ……た、楽しみにしててよね///」
「おぅ!」

そして私は食器を片づけお風呂に入り、TVを見た。
時刻は午後10時を回っていてだんだん眠くなっていた。
そしてオオカミサンが目覚める時刻だと私は考えてもなかった時刻。

「んー…俺…そろそろ…眠たいんだけど…寝ない?」
「じゃぁ…先に寝たら?私、もう少しこのTV見たいし…」
「ん…じゃぁ…強制的に!」
「えっ!うぎゃ!」

叶矢は私をお姫様抱っこをして、ベッドまで誘導された。

「この前みたいにドキドキする?」
「まぁ…ね…」
「もっとドキドキしたいと思わない?」
「お…思わない…です…」

叶矢はまたこの前みたいな体制になって…私の目を見つめてくる。

「嘘だな…本当はドキドキしたいくせに…」
「嘘じゃ…ないし…」
「じゃぁ何でお前の顔赤いの?」
「そっ…それは…叶矢が…」

私は顔をそらした。

「俺が…何?」

そう言うと叶矢の方向にまた顔を向けさせられた。

「あっ…えっと…」
「ん?」
「……」
「俺は…楼栗と一つになりたいんだけど…?だって…お前を愛してるから…楼栗は…?」
「私だって…愛してる…」
「だったら…いいよね?修旅で会えなくなるから…」

そっか…少しだけど離れちゃうんだ…私も…それは…嫌。

「うん…いいよ…?2回目だけど…優しく…ね?」
「大丈夫…優しくするから…」

そして私たちは一つになり、次の日。
私と叶矢は翔さんと愛子さんに会いに行った。