「楼栗!叶矢とメール?」
「うん!ちえりこそ!涙梨とメール?」
「そーだよ!今日はね…涙梨の家に泊まるの!」
「そうなの?」
「うん!修学旅行に行ったら触れないから泊まりに来いって言ってきたの!」
「ラブラブだねー!」
「そうでしょ!涙梨Sだもん…」

涙梨は確かにSだ…。
叶矢と変わりないんだよね…。
するとブーブー。
叶矢からメールだ。

20XX/05/15 13:06
TO.楼栗
Sub.
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楼栗が修旅行ったら会えないし、
触れねーじゃん。
だから泊まりに来い!
命令だぁー!
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「ちょっとぉ!ちえり!叶矢も同じこと言ってきたぁ。」
「やっぱり二人似てるよねー!」
「だね!まぁ愛子さんに聞いてみよっかな!」
「そーだね!でも愛子さんは許してくれそうじゃない?」
「愛子さんはね…!翔さんはどうかな…」
「だよね…お正月の時もうるさかったでしょ?」
「そーなんだよぉー。叶矢を紹介しないと!」
「だね!私は涙梨家と仲良しだし、私の親も涙梨のこと気に入ってるから大丈夫!」
「いいなぁ!しょうがない!聞いてみるか!」
「頑張れ!翔さんだから叶矢くんとギャーギャー言いそうだよね!」
「だね!頑張るよ!」

私はその夜…愛子さんと翔さんに叶矢の家に泊まることを話した。

「あの…修学旅行の二日前なんですが…彼氏の家に泊まりに行ってもいいでしょうか…」

愛子さんは

「まぁ前も泊まったし…良いと思うけど?」

でも翔さんは…

「相手は男だしなぁ…何するかわからないし…んー…じゃぁこうしようか!止まった次の日…彼氏くんと俺を会わせてくれ!ここで…。」
「え…?」
「それが今回の条件だ!」
「まったく…翔さんったら…楼栗はこの条件のめる??」
「もちろん!翔さんに会せればいいんだよね!」
「そ…そうだ!」
「じゃぁ泊まるね!楽しみにしててよね!翔さん!愛子さん!」

そう言って私は部屋に戻った。